保昌山(ほうしょうやま)の風景・第一番
保昌山の紹介です。保昌山は、東洞院通(ひがしのとういんどおり)高辻(たかつじ)下るにある山なのですが、実は、この東洞院通を下がって行くことが既に祇園祭の楽しみ方の核心を突いていると思います。わき道にそれて町の雰囲気を味わうこと。時間はゆっくり目に確保して、全面的に祭を堪能しようではありませんか。
保昌山の説明 | 保昌山の写真 | |||
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京都市営地下鉄四条駅を地上に上がり、東西の通りである四条通を東に歩いて長刀鉾にたどりついたところですが、長刀鉾を過ぎてひとつ目の南北の通りが、東洞院通(ひがしのとういんどおり)です。この道を下がって行くと保昌山にたどりつきます。 | ||||
四条通の長刀鉾に別れを告げて、目指すは保昌山。東洞院通を下がります。少し下がると西側になにやら提灯飾りがあります。 | ||||
この悪王子社の前に説明書きがあったのでもらってきたのですが、うかつにも、なくしました。ここから少し下がった交差点が東洞院綾小路(あやのこうじ)です。 | ||||
さらに下がると東洞院仏光寺(ぶっこうじ)です。この南東角に飲食店があります。けっこう予算抑え目で満足できる内容で、よかったと記憶しています。さらに下がると東洞院高辻(たかつじ)でいよいよ保昌山です。 | ||||
保昌山については、この祇園祭の間にも、わざわざ訪ねてこられる方を目撃しました。全山鉾の中で唯一縁結びのお守りを売っているためです。縁結びというのは、現在進行中の二人が結婚して幸せになるまでの縁結びであり、縁を求めるめぐりあいだけではないようです。 | ||||
保昌山に二人でやってくる方があるので、そういう意味でしょう。和泉式部と平井保昌さんにちなんだ山ということです。 | ||||
私の経験では、この500円の赤と紫のお守りをセットで購入すると良縁に恵まれます。効き目に個人差があるでしょうが、足を運ぶ価値があります。 縁といえば、保昌山の駒形提灯は、それぞれの列の一番上の提灯に笠を持つスタイルです。これは霰天神山、八幡山、黒主山、浄妙山、橋弁慶山に共通するスタイルです。またさらに特殊な役行者山、鯉山にも通じるのです。 |