長刀鉾の風景・第四番
長刀鉾の紹介です。夜の長刀鉾周辺は、宵々山、宵山ともに、人の波の中にあります。時折、その鉾の前で立ち止まり記念写真を撮る二人連れもあります。夜に明かりで浮かび上がる長刀鉾は、いっそう豪華で華やかな印象です。この姿も歩いて見に行く値打ちがあります。そしてこの祇園祭を代表する風景は、すべての山鉾踏破の序章の役割を立派に果たしているといえます。
長刀鉾の説明 | 長刀鉾の写真 | |||
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夜に浮かび上がる長刀鉾。駒形提灯の明かりがとてもきれいです。時間帯を定めて、お囃子の演奏もあったりします。 | ||||
人の並び具合から、鉾の大きさを推し量ることができるでしょうか?そろいのゆかたでピーヒャラと演奏しているのは、鉾にもよりますが、この長刀鉾は若い方が中心になっているようです。 | ||||
この写真は、宵々山ですが、同じく宵山も夜遅くまで、こうして演奏したり、展示や販売にと、山鉾保存会の方々は、大変な役回りだと思います。これを、毎年脈々と受け継いでいくことは、非常な困難を伴っているはずです。やはりちまきや、お守りなどを購入して物的な支援をすることが、必要だと思います。さて巡行の日はというと、朝9時に四条烏丸出発のために、各山鉾は、くじの順番に各町内から山鉾を移動してくるわけですから、朝も早いことだと思います。 | ||||
この場所は、阪急百貨店が見えていることでわかりますが、四条河原町の北から南を見ているところです。ちょうど最初の辻回しの地点となります。辻回しは、直進しかできない鉾の構造上、交差点(辻)では、竹を並べて水を撒き、鉾を綱で引いて方向転換をすることです。巡行の見せ場のひとつとなっています。 | ||||
2006年7月17日巡行当日は、あいにくの雨天であり、この時間帯も強い雨が降っています。鉾が交差点に到着してから方向転換完了まで13分ほどかかっていると思います。何度かに分けて掛け声を合図に綱を引いて方向を変えます。写真から、綱を引く人数の多さがわかります。 | ||||
長刀鉾には、お稚児さんが乗っています。お囃子とともに目の前をゆっくりと通り過ぎてゆきます。 |