放下鉾の風景・第二番
放下鉾(ほうかぼこ)の紹介です。日・月・星の三光を象ったシンボルマークが「すはま紋」に似ており、すはま鉾とも呼ばれるといいます。広辞苑第四版には、すはま型の紋が載っています。見ると確かに「すはま」そっくりです。しかしよく見ると放下鉾の三光は下の二円が離れていますが、広辞苑記載のすはま紋は下の二円が接しているようです。
放下鉾の説明 | 放下鉾の写真 | |||
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放下鉾の鉾頭にある日・月・星の三光の飾りです。ひよこのようにも見えます。少し下の天王座には放下僧が祀られているそうです。 | ||||
放下鉾のシンボルマークである日・月・星の三光が合わさった形は、すはま紋に良く似ています。現代では逆ミッキーか逆ベアと呼ばれるのでしょうか。 | ||||
御神燈を固定する三角の木枠は、実は滑車で左右二本の柱伝いにロープを使って地面まで下ろすことができそうです。何事も大きいものだけに人が扱える工夫はそれぞれにあるものです。 | ||||
宵々山において胴懸や水引などの主要な飾り付けは本番用のものに見えるのですが。見送りのバクダッドは室内展示されています。鉾に渡るための「橋がかり」は町会所が低いために急な階段状になっています。 | ||||
放下鉾は真木に取り付けられた榊の具合から見て前が南で後ろが北。つまり南を向いて建てられているようです。 |