1. あるいてゆこう放下鉾のちまき

あるいてゆこう放下鉾のちまきβ

放下鉾のちまきの紹介です。放下鉾は京都市中京区新町通四条上ル小結棚町(こゆいだなちょう)にある鉾です。ゆうびんホームページで調べると小結棚町は604-8223「コムスビダナチョウ」になっているため、そのように記載してきたのですが、ちまきの袋の裏側を見ると「こゆいだなちょう」になっていました。言い方が複数あるのかもしれませんが鉾町の表記に改めました。これも発見です。

あるいてゆこう放下鉾
放下鉾ちまきの説明 放下鉾ちまきの写真
放下鉾のちまきは専用の紙袋に入って売られています。さらに放下鉾とプリントされたビニール袋に入れられています。紙袋の裏側には「放下鉾のおはなし」が印刷されており参考になります。ここに「こゆいだな」と町名が記されていました。 放下鉾のちまきと外袋の前面 放下鉾のちまきと外袋の裏面
ちまきを入れたビニール袋には八坂神社の紋や放下鉾の文字がプリントされているためビニール袋を付けたまま飾りそうになります。しかし中を取り出して飾るのが正式です。中にはクリーム色の地に「蘇民将来之子孫也」と記された札が入っています。 ビニールに包まれた放下鉾のちまき ビニール袋から取り出したちまき
ちまきの表と裏に特に特徴はありません。このお札は固定されていないためビニール袋なしには飾ることが出来ないように思います。しかし例えば紙の外袋の洲浜紋の部分を帯状に切り取り「蘇民将来之子孫也」のお札の上から、ちまきの束の部分に帯封として巻いて紐などで固定すると良いと思います。菊水鉾の三枚の短冊を固定している方法が参考になります。また同じく紙の外袋の「放下鉾」の朱書きや鉾の絵の部分をうまく使うと長刀鉾のように三角洲型のちまきの帯を作ることもできそうです。いずれにしても放下鉾のちまきは工夫を凝らしてかわいく飾り付けたいものです。 放下鉾のちまきの表 放下鉾のちまきの裏
ちまきは十本一組です。十本のちまきを藺草のような茎で横巻きにして束ねます。途中で二つ折りにした茎を縦に置いて巻き込んでおきます。こうして縦に置いた茎の二つ折りの輪の部分に、横巻きの茎の端を通して引っぱることで終端の結びにしてあります。縦に一本下がっている茎は横巻きの結び用です。 放下鉾のちまきを下から見た図 ちまきを束ねている部分