1. 動き出す力

動き出す力

人間には動きだす力が必要となる。読まなければならないと思っている本でも読むまでは、読むことへの恐怖心から逃れるために決断を先延ばしにする力が働く。

ゆえに人生は実験の連続と考えてみる。実験とは客観的な事実を確かめるための行動をいう。少し試してみるだけでよいと理解する。少し変わると少し意識も変わる。その地点からまた少し変えてみる。それを繰り返して動き出すことができればあとは嫌になるまでは続けることができる。そして嫌になればやめてしまえばよい。

自分を押し留めようとする力に打ち克つ小さな実験こそが動き出す力である。結局のところ人は自分ができないことを恐れている。それは義務教育を通じて植え付けられたトラウマで精神支配に他ならない。それを取り払うのは科学的アプローチ。とりあえずやってみる実験の精神だろう。一日一実験でいってみよう。