南観音山の風景・第三番
南観音山(みなみかんのんやま)の紹介です。「江戸時代は北観音山と隔年交替で巡行していたが、明治以来毎年出ることに」なったとは財団法人南観音山保存会の説明の駒札に拠ります。宵山の要員の多さを見ると保存会組織がしっかりと安定している印象を受けます。
南観音山の説明 | 南観音山の写真 | |||
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夜に再び南観音山を訪れました。灯の点った提灯を確認し北向き一方通行になった新町通を上ります。夜こそ「でみせ」が賑やかで宵山を楽しむことができるものです。 | ||||
駒形提灯の御神燈も山を照らすためにこれだけの数がそろうと十分な照明として役立ちます。その照明に照らし出される夜の南観音山です。 | ||||
宵山に時間が合えばお囃子を聴くことが出来ます。それぞれの山鉾ごとで違うお囃子を受け継ぎ各山鉾が十九から三十の曲目を持っているそうです。揃いの浴衣の囃子方が演奏します。山の四方には邪気を避ける木彫りの薬玉が見えます。 | ||||
視線を移せば山の北面に赤い提灯で飾られた詰所が見えます。北向きの人の流れに従って、そちらに向かいます。船鉾など各山鉾もそうですが駒形提灯の御神燈の模様に薄く水色の彩色がされていて綺麗です。 | ||||
北側の詰所では、ちまきを販売される保存会の方々の姿が目に入ります。特に町内の子供達がろうそく一丁どうですかと並んで座っている姿は何とも絵になります。南観音山は宵山に訪ねておきたいものです。 |