アツアツ・とろとろ超絶おいしいおこのみやきZ
久しぶりにつくったおこのみやきがあまりにおいしすぎる。アツアツ・とろとろの超絶おいしいおこのみやきゼット。その意味を記録しています。
飽和キャベツ量
家庭で作れるおいしいおこのみやきのレシピは2006年におこのみやきのページで公開しています。おこのみやきを作る際に使用するキャベツは、およそ入りきらないほどの量を使います。小麦粉すりきり2カップに卵3個と水200㏄という生地に、長いも15センチ程度をすりおろして入れます。生地には、福島鰹㈱の「ふしのだし」という、天然だしの煮出し用の小袋の中身の粉末を混ぜ込むとおいしいです。福島鰹に限らず、そういう麦茶のように紙バッグに封入された天然だしの昆布や鰹などの粉末を小袋を開けて丸ごと使うのです。そこにずっしり重いキャベツの大玉をみじん切りにして全量投入します。それを浅めのお玉杓子を使ってざくざくと混ぜ込んでいきます。当然にボウル1個では収まりきらないですから、2つ程度に分けて生地を作り上げます。その飽和キャベツ量のイメージが上図です。
何の変哲もない作り方の説明
今回、久しぶりにおこのみやきを作って、改めておいしさを発見しました。豚肉の量や焼き加減などには、特に秘訣はありません。単にフライパンに油を引いて豚肉を両面焼きます。火加減は中火よりもやや弱火気味でしょうか。豚肉というものは焼きながら菜箸で広げていくと平たい肉片としてうまく焼き広げることができます。これが赤くない程度に焼けると、その上に飽和キャベツ生地を広げます。だいたい裏返すことができる程度の大きさで結構です。
生地にそばを載せて焼く
そこに焼きそば用のゆで麺を一袋の3分の1程度載せます。それで片面を6分程度弱火で焼いて、裏返して同様に6分程度焼くだけです。つまり裏返したときに初めて焼きそばの面が焼かれることになります。片面6分程度。両面で12分程度必要です。それだけなのです。それが2006年時点で紹介していることです。そもそも食卓にカセットコンロを載せて焼きながら食べるのですが、キャベツが半生でシャキシャキ感が残ってしまうことがありました。それは、それなりにおいしいのであまり気にしてこなかったのです。むしろ私は昔からおこのみやきは蓋をせずに焼いてきました。変に蓋をすると蒸し焼きになって、表面がパリッとした焼き加減にならないからです。
当たり前のようですが蓋をして焼きます。
ところが今日に限ってどうしても急いで作る必要があったため、なるべく早く火を通すために耐熱ガラスの蓋をしました。熱がこもる方が中の火の通りも早いと思ったのです。するとどうでしょうか。一口食べて驚きました。キャベツの真まで火が通っています。昔食べた味です。もともとキャベツをみじん切りにしているので生地の中のキャベツ密度が高まっています。そのキャベツにしっかりと熱が通ると、よく煮込んだキャベツと同じで、とろとろ食感になります。それがなんとも甘いのです。アツアツとろとろです。とてもやわらかく、おいしいおこのみやきに仕上がりました。