1. 玉子丼の核心

玉子丼の核心

玉子丼の写真

玉子丼とは、醤油と味醂で味付けした出汁を火に掛けて、沸き立つ前に天かすを入れ、鶏卵を溶いて程よく火を通したものをご飯に掛けた料理。一人前の製法としては、チョーコー醤油株式会社の京風だしの素うすいろを大さじ1.5杯と、三州三河みりんを大さじ1杯と、水150㏄を雪平鍋に入れて火に掛け、沸騰まえに天かすを大さじ5杯(量はお好みで)入れ、鶏卵1個を溶いて混ぜる。再び煮立ってくれば火を止めて、丼によそったご飯の上に掛けて頂く。この天かすはスーパーの総菜コーナーで売っている本物の天かすが良い。

むかし、高校の学食のメニューに玉子丼があり、玉子しか掛かっていない簡素なものでありながら、とてもおいしくて、どうすればその味になるか謎のままだった。ある時、偶然にも玉子とじ料理を食べて玉子丼の味に再開した。材料を聞くと天かすを入れているとのこと。そうか。天かすの味だったのか。この天かすを入れるという事実を明示したレシピはあるようでない。つまり玉子丼の材料は、天かす、玉子、だし醤油、味醂、水、ご飯。ということになる。ネギとか三つ葉とか鶏肉などは必要ない。簡単にできておいしい。明日から、日曜日のお昼ご飯は玉子丼にしよう。