大文字五山送り火:左大文字
左大文字は、金閣寺のすぐ側の大文字山にあります。8月16日の夜には銀閣寺の大文字と対になって京都の夜空に浮かびあがります。湯飲み茶碗の水にこの送り火の大を浮かべて、静かに飲みほすと良いというような話を聞いたこともありますがそれは難しいです。
説明 | 写真 | |||
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金閣寺の入り口付近から見た左大文字を紹介します。堂々たる大の字の火床が見えます。 | ||||
左大文字火床への山道入り口は、実は金閣寺からもう少し大文字山に向かって進み、カルメル会修道院の門をくぐった、私有地の中にあります。門の入り口には、奥にある衣笠墓苑への墓参の方か、修道院に用のある方以外は許可なく立ち入らないようにと書かれています。火床へ向かうのは、祖先の霊を敬う墓参に思えましたので少しおじゃましました。火床に直結する立派な石段がありましたが、残念ながら、一般の登山は禁止されており、扉が閉ざされていました。山を愛する団体には門が開かれているようで、左大文字保存会の連絡先も記されています。(代表者個人の連絡先かもしれませんのでWEB上では消してあります。) | ||||
今回は、登山はお預けで、いずれどなたかの、登山会にご一緒させていただきたいものです。立派な火床が間近に見えるだけに、残念です。 | ||||
気を取り直して、金閣寺を見学したいものです。鹿苑寺(ろくおんじ)の舎利殿が金閣です。 | ||||
また、西大路通りをしばらく下がった東側に、金閣寺湯という銭湯があります。ラドン湯やサウナ、(ささやかな)露天風呂などゆっくり楽しめます。 | ||||
山の曲面部分に火床があるため見る角度によってその姿を変える左大文字です。左の写真は、西大路と北大路の交差部分から見た図で、右の写真は、北大路から少し路地を入った所から見た図。 |