船鉾の風景・第三番
船鉾(ふねぼこ)の巡行風景の紹介です。大きな車輪が回り、ゆっくりと町中を進む山鉾巡行。船鉾は、まさに船が進むような美しさです。船鉾の辻回しは祇園祭の見どころの一つとなっています。船鉾は神功皇后の出陣を表す鉾です。神功皇后に関連する山鉾は船鉾の他に大舩鉾、占出山です。また女性の御神体を祀る共通点でみると、他に天照大神を祀る岩戸山、瀬織津姫命を祀る鈴鹿山、そして葛城神を祀る役行者山があります。
船鉾の説明 | 船鉾の写真 | |||
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2006年7月17日午前11時46分頃、四条河原町に船鉾到着です。地面に割り竹を敷き詰め、その上に車輪を乗り上げて鉾を横から綱で引っ張ることで地面を滑らせ方向を90度北向きに転換する辻回しの準備に入ります。 | ||||
大人数で鉾を引っ張り少しずつ方向を転換してゆきます。一度引っ張って方向を変えると割り竹を置きなおし次に綱を引くための準備をします。写真で見る限りは方向転換までに三回程向きを変えて引っ張ったようです。 | ||||
方向転換が済むと、また進行方向に一列に並んで出発です。 | ||||
船鉾は、とても美しい鉾であり巡行においても前祭(さきまつり)の取りを務める重要な役割をもっています。2006年には撮影の取材が入っていました。 | ||||
船鉾の巡行は晴れていれば船首の鳥「鷁」(げき)の上にある雨よけの屋根と船尾の雨よけの屋根は取り外されているはずです。2006年は雨仕様の船鉾といえます。 | ||||
船鉾の船首には左右両側に鉢巻を締めた子供が進行方向を見据えて座っていました。船鉾が通り過ぎて山鉾巡行前祭の終了です。 |