綾傘鉾の風景・第二番
綾傘鉾の紹介です。夜の綾傘と、巡行する綾傘を紹介します。子供のお稚児さんが鉾に乗っているのは現在では長刀鉾だけです。歴史的には放下鉾でも昭和の初め頃までは子供が乗っていたようです。つまり必ずしも歴史的に限定されたことでは無いようです。そして綾傘鉾でも6人の子供さんが、しっかりと大役を果たしておられることを今回発見できました。
綾傘鉾の説明 | 綾傘鉾の写真 | |||
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綾傘鉾の夜の風景です。7月15日宵々山の10時10分台です。山鉾が据えられている中心的な縦(南北)の通りである新町通と室町通に挟まれた地域のため、人の流れは少し多くなっています。 | ||||
傘というだけあって、下から骨組を覗くと、まさに傘です。土台部分も黒塗りで飾り金具のついた立派な構造です。 | ||||
巡行では6人のお稚児さんが公家風衣装で、お化粧をしてもらって長い距離を歩くのですが雨の中をつらそうな顔をしながらもしっかりと大役を果たしていました。 | ||||
顔を隠した棒振り囃子の方の後を鉾が巡行します。傘の上には鳥がのっています。二基の構成のように見えますが、おそらくは函谷鉾などでも見られる、大きい鉾の後ろについて来る付属した巡行物の扱いなのでしょうか。後ろの青い方は傘の上に松が立っています。対の巡行のように見えてこれも良いです。 | ||||