油天神山の風景・第二番
油天神山の紹介です。京都市下京区仏光寺通油小路上る風早(かざはや)町にある山です。祇園祭には人混みの中を歩いているだけでは体感できないものがあります。いろんな山鉾を時間をかけて歩き回ってこそ得られるものがあるはずです。宵々山の夜に、祭の終い時刻を歩くのも良いものでした。
油天神山の説明 | 油天神山の写真 | |||
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夜の油天神山です。少し離れたところに駒形提灯の明かりも見えています。町内の境界に立てられている提灯の文字は、「天神山」と読むのでしょう。木の笠の裏には、昭和九……という文字がありましたので、前に九ということは昭和九年に作られたものかも知れません。それぞれに、年月を重ねた備品に、祭の歴史を感じるところです。 | ||||
8月15日夜の10時36分ごろです。人がほとんど歩いていないのは、時間が遅いからです。この直後でしたか「もうしめよか」と男性の方が話しておられるのを目撃したように思います。しかし、この写真でも感じますが、昼の山、夜の山、そして巡行風景と、異なる姿を見せてくれる山鉾の魅力があります。 | ||||
後にも例を見ますが、こうして民間の会社や商店が場所を提供する等、祭りに協力しているところも祇園祭の良さでしょう。 | ||||
巡行時には、天神さんのお社と、鳥居、真松と紅梅が乗っています。見送りもあります。雨の中の巡行でビニールに覆われているのが残念です。 |