占出山の風景・第二番
占出山(うらでやま)の紹介です。占出山の御神体の神功皇后は右手に釣竿、左手に釣り上げた鮎を持っています。といいながら手に持っている鮎は視認できませんが竿の先にぶら下がっているのも鮎ではないかと思います。
占出山の説明 | 占出山の写真 | |||
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占出山は安産の神として「公家の信仰も厚く」寄進された御神体衣装が多数保存されているということです。こうした展示も見ものであり、また子供達もお手伝いに出て「ちまきどうですか」と声をそろえる姿が祭の見所でもあるのです。再び錦小路通に出て占出山の西面を見ると、この時間には販売されていなかったのですが「吉兆あゆ」という求肥を焼き皮で包んで鮎に見立てたお菓子が宵山期間限定で販売されるそうです。神功皇后が占ったという「鮎」にあやかっています。 | ||||
占出山は烏丸通から錦小路を西に入るのですが、こうして祇園祭の中心部に向かって「脇道に入る」と宵山期間中は人の波で大変混雑しています。しかし人波に押し流されそうになりながら山を見歩くのも祭の楽しみ方のひとつなのです。駒形提灯の明かりがとても印象的です。続いて巡行ですが2006年の占出山の巡行順は32番中8番でした。8番なら前のほうですから2006年のお産は軽かったのでしょう。 | ||||
雨の中を巡行する占出山。2006年の巡行順は8番。四条河原町通過時間は10時16分頃でした。 | ||||
御神体である神功皇后は釣竿を持っています。しなる竿先には鮎がぶら下がっているように見えます。 |