マークシート模試復習法
マークシート式の模試を復習する際の工夫をいう。本試験においては、五肢の内から一肢を選択してマークする問題の場合に第一番目の肢が明らかに正答と判断できる場合は残る四肢を評価せずに第一肢にマークを付けて次の問いに移る。その時間の節約があればこそ全問題について安定して解答することができる。模試においても時間を計りながら本番と同じように問題を解く必要があるので、評価を飛ばすべき肢については評価しないことになる。しかしそれが復習であれば、その残る四つの肢についても、エッセンスを全て汲み尽くす勉強としなければならない。かといってわざわざ五肢とも評価したのでは、模擬演習にならない。故にその場合には、残る肢のマークの楕円の外側を鉛筆で囲んでおく。そうすると、解答後の答え合わせの際に残る四肢の評価を行うことができる。また、五肢の内、判断に悩んだり、正答肢でないとは評価できるものの、その評価があいまいに感じられた肢についてもマークの楕円の外側を鉛筆で囲んでおく。そうして答えあわせの際に、テキストを振り返る対象にする。当然のことながら答え合わせで不正解の問題の場合には、必要なすべての肢について評価を行う。そうすると、そもそも模試は全範囲を網羅した良問の構成になっていることから、その全範囲の中の自分の知識があいまいな部分だけをピンポイントで浮き彫りにすることができる。そしてその部分だけを効率的にテキストで振り返ることができる。このようにテキストで振り返った肢について蛍光ペンで塗りつぶす。このように振り返りながら同じ模試を何度も解きなおして行くと、回を重ねるごとに塗り潰される肢は減り、効率的に学ぶべき範囲を補強することができる。