かるかんといえば、独特の食感を持つおいしい和菓子です。手軽に手に入る「ナガイモ」でも「かるかん」ができるかどうかを試して見ましたが、全く固まりません。そこでお好み焼きをヒントに小麦粉とナガイモを混ぜ合わせるとよいのではないかという着眼点が生まれます。さらに、ここに酒粕をいれると酒かるかんができるのではないかと脇道にそれます。今回は、そこを研究してみましょう。
かるかんもどきの研究の説明 | かるかんもどきの研究の写真 | ||
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材料として200ccのカップすり切り一杯の薄力粉と、ナガイモ適量を用意します。水を100cc用意して薄力粉に水を少量ずつ加えながら混ぜます。水は少量ずつ混ぜて行くと薄力粉がダマにならずにうまく溶くことができます。 | |||
ナガイモの皮をむいておろし金ですりおろしておきます。ここで薄力粉の種の方にご飯の代わりに酒粕を100グラム投入します。 | |||
酒粕を投入した薄力粉の種を手で混ぜます。全体がまとまったところですりおろしたナガイモと砂糖を小さじ7杯投加えてもう一度よくかき混ぜます。これで酒粕かるかんもどきの種が完成しました。 | |||
酒粕かるかんもどきの種を2つに分けて半分は、どんぶりに移します。これを水を入れた鍋の中に置き、蓋をして40分間蒸しました。今回はうまく固まりましたが、膨らみが足りないようです。 | |||
手で扱える程度に冷ましてからどんぶりの周囲を叩いて隙間を作り、へらで中身を出してみました。これをお皿に盛って酒粕かるかんもどきの完成です。食感、味ともかるかんとは呼べません。酒粕風味が強く、酒粕好きには良いでしょう。次にフライパンに油をひいて焼いて見ましょう。 | |||
残り半分の種を油をひいたフライパンでお好み焼きのように両面じっくり焼いて見ました。これを切り分けてお皿に入れて酒粕かるかんもどきの完成です。これは「酒かすおやき」という評を得ることができました。かるかんとはいえませんがこれはこれで美味です。 |