1. 走る

走る

目的地に早く着くために、通常よりも大きい力を使って動くこと。所要時間を短縮できるが、その分体力を消耗する。もしも大きい力を使わずにより早く目的地に到達できるとすると手抜きか、革新か、別の力を借りているかのいずれかとなる。例えば走り読みの場合、行間の解釈を無視しても結論を得たいだけならそれは目的を明確にした革新といえる。タクシーを使って行くなら別の力を借りている。ところで「はしょる」とは着物の端を折ることだとすると、それは「走る」ための準備に他ならない。走るとは、省略するためではなくて、より多くの力を投下して早く終わらせるためのはず。だから、はしょるの原義は「手抜き」ではないと想像できる。手抜きは必要な手順を省略することで、目的地への到達の意味を見失っている。失敗が混入することで却って遠回りになりかねないから。手抜きをすると体力を消耗しないから、走ることになっていない。ただ自転車で行くのは、自転車を手に入れる手間が別に掛かっているとしても、ほぼ自力で力の効率的な投下方法を採用することかもしれない。だからこれからは自転車で走ることを意識しようと思う。手抜きが良いとは思えないから。