宝が池は、「宝暦13年(1763)に松ヶ崎村の灌漑用水池として築造されました。」とは、池のほとりの案内板に記載されている説明です。宝が池は周囲約1.6q最深部で3mということです。昔の人々が田に水を絶やさないために行った大規模な事業であり、この場所に存在するべくしてある池といえます。現在では国際会館周辺の豊かな環境を生み出す源泉であり、市民憩いの場として人気があります。
そして、この宝が池を中心として、整備されているのが宝が池公園です。この公園のスケールは壮大であり、大文字五山送り火の五山の内の「法」と「妙」の山も宝が池公園に包摂されているといえます。実際に松ヶ崎東山にある法から山間を歩いて宝が池のほとり、西山の妙近くまで出られるハイキングコースも整備されています。
このように、さりげなく、壮大な宝が池公園ですから、歩いてその魅力を味わい尽くす値打ちがあります。