丁寧
丁寧とは作業に必要な手順が踏まれており安心できる出来栄えとなっていることを表す。受け手側が評価しなければ妥当性があるとはいえない。仕事が早い方が優れている場合もあるし、時間を掛ける方が間違いのないこともある。受け手側の基準に合致して初めて好評価が下される。丁寧さに礼の作法があるのは評価の相対性を避けるための工夫に違いない。こう振る舞えば丁寧とみなすという約束があれば行き違いも少なくて済む。
しかし自分にとっての丁寧さとは必要な確認手順を踏むことで自分が納得できる水準の作業となることをいう。自分が納得し安心できる出来栄えでなければ不安ばかりが募るものだ。