1. 疎漏

疎漏(そろう)

疎(おろそ)かにして漏らすこと。おろそかとは、広辞苑によれば「しなければならないことをほうっておくこと」とある。「帳簿記載上の転記ミス」や「会計知識の過誤等によって生じ」る「不適正な処理を行うことを意図したものではない」処理漏れについては遺漏(いろう)というのではないかと思う。初めて聞く言葉だが、相応しい表現を考えてのことだろう。「事務処理上の疎漏であるということを私自身承知しておりますが、私自身在任中から今日まで、それ以上のことは承知をしておりません。」