1. 極度の緊張状態

極度の緊張状態

これまでの人生で一番の緊張状態を経験した。何かが台無しになるかもしれないという不安が1週間程度続いた。極度の緊張と精神的負荷を引き起こす異常な事態を想定し続けたことで前頭葉が締め付けられるような感覚になった。無意識に気を取られてしまうことで通常のことは並行した思考となり、何ごとも考えがまとまりにくい状態になった。胸が締め付けられる症状も感じた。もしもダメだとしても命があればやり直せると何度も自分に言い聞かせた。気持ちが楽になったのは、周囲の人に簡単な現状を伝えたことによる。一人で抱えることは美徳ではない。話した直後に格段に胸が楽になった。話すことは安全弁になった。そして最悪の事態を回避することができた。自分だけで制御しきれないことが起こり得ると感じた。