経済
経済とは、広辞苑第四版によれば①国を治め人民を救うこと。経国済民。政治。②人間の共同生活の基礎をなす物質的財貨の生産・分配・消費の行為・過程、並びにそれを通じて形成される人と人との社会関係の総体とされる。それを身近な出来事に表してみれば……。昔、町内から、夏山にキャンプへ出かけました。キャンプとは、山の中の川の側などで、テントを張って泊まり、夜は飯盒炊爨(はんごうすいさん)。カレーライスなどを作って食べました。キャンプファイアーで火を囲んで歌を歌ったり、踊ったり、肝だめしもあったように思います。そのキャンプを成功させるためには、山に到着してから、テントを立てる人、薪を拾いに行く人、水を汲みに行く人、野菜を切る人、火をおこす人、ご飯を炊く人などの分業が必要です。分業のもとでキャンプが成り立ちます。それぞれの分業の成果は参加者で分かち合ってキャンプが成功したのだと思います。この分業が拡大してお金が介在することが経済の意味ではないかと思います。つまり経済とは、生きるための協力関係。生きるための分業の循環ではないかと思います。経済が正しく機能すれば、その範囲で人々が生きるために協力し合って生活できることになります。その地域をどこまで広げることが最適解なのかという問題があると考えます。