1. キッチンタイマー 5342 修理

キッチンタイマー 5342 修理

キッチンタイマー

タニタのキッチンタイマー5342はボタン電池のフタが壊れやすい。蓋はコインで回して固定する方式だが、引っ掛かりの爪の部分が折れてしまう。爪が折れてしまっても布ガムテープで固定しておけば使えるので問題ないと思っていたが。フッと液晶表示が消えてしまう。だから布ガムテープで壊れた蓋を固定するだけではだめだ。どうすれば直せるか。

観察してみると、ボタン電池が押し込まれた状態を維持するために蓋がある。そこで受験生が使う赤シートの薄さのプラ板をボタン電池よりも少し広めに切る。長方形の角を丸めたような形状。それを基盤の隙間に挟み込んでボタン電池を押さえてやればよい。このとき狭い電池収納スペースではプラ板を取り付けたり取り外したりしにくい。そこで、そのプラ板を養生テープやサージカルテープで巻いて取っ手とする。そうすると押し込みも取り外しもしやすいつまみとなる。特に養生テープを使うと良い感じ。そのつまみは電池に沿わせて寝かせておける程度の形にする。それを寝かし込む。その上から壊れた蓋をかぶせて、ガムテープで固定しておけばよい。

テキストだけで説明しているのでわかりにくいかもしれないが、要は薄いプラ板を基盤の隙間に挟み込んで電池を押さえてやる。そのプラ板を扱いやすいようにするために養生テープで取っ手を付けてやるというだけ。この処置を施すとフタがなくても液晶が表示される状態にできた。つまり5342を修理できたことになる。布ガムテープで蓋を固定しておくことは、タイマーの裏であることと、タイマー本体のグレー、アイボリーという実用色と布ガムテープの茶色が調和して、まったくその美観を損ねない。そもそも裏側は磁石部分が少しだけ出っ張っており、布ガムテープを貼ることが許容されている。ちなみに布ガムテープの粘着はアルコールで拭けばきれいに取ることができる。ゆえにこの先も一生このタイマーを大事に使い続けることができるだろう。困っている人は試してほしい。