小さい子供が初対面の人に緊張する様子。また大人が他人でない身内や同僚と何をしゃべってよいのか迷い、気を遣う様子。仕事上の初対面の人などの場合、話す目的が明確であれば、それを話せば良いが、義理の父母などとは何を話せばよいだろうか。健康のことは自分が治療中の病気があっても心配をかける訳にもいかず何でもないとしか言いようがない。子供の学校のことは子供の個人の問題なので話題にできない。仕事に関することは堅苦しいことを和やかな場で話すものではない。世相のことは、様々な価値観の違いもあって軽々しく論ずるものでもない。だとすれば物静かにしておけば良いのかもしれない。こうしたことを論語では剛毅木訥。近仁。と言い、巧言令色。鮮矣仁。という。