1. あさはか

あさはか

あさくて、はかない。浅くて少ない。浅はか。浅薄(せんぱく)であるさま。

浅薄。例えばプロジェクトがあって同僚に基礎作業を任せたとする。その後仕上げの作業を自分が受け持つ。「あの仕事うまくいくだろうか。」と問われて、「大丈夫。あれだけ関係者に問い合わせて点検したのだし」と言うとする。それは浅はかな回答じゃないか。薄っぺらい。

つまり「自分が点検しないとだめだ」とか思い上がりが言葉に出てしまう。「あなたが必要だ。」とか口先で言うのはたやすい。しかし本当に相手を信頼して寄り添う観点に立てばそんな浅薄な言葉は出ない。もう少し心が豊かなら、「あなたが基礎固めをした作業だから間違い無いよ」と言えるに違い無い。自分の成功だけを動機づけに作業をしているから、未熟なのだろう。

一緒に成果を上げよう。チームで成果を上げよう。あの人に成果を上げてもらおう。そういうふうに考えて行動すれば言葉が違ってくると思う。